フレキ(リボンケーブル)の修理 断線箇所の特定(1)
2015/03/29
なぜ直接つなげて表示できているかというと、液晶のコネクタとフレキとを半田付けしているからです。
>液晶表示不良、コネクタの最後の修理法
今回は、フレキの断線による表示不良を直します。
フレキを直すには、今まで断線部に対し全体を一本の銅線でバイパスする。ことで対処していました。
確実に一度で直るし、同じ経路での再発(断線)を防げるからです。
今回は断線箇所を特定してみました。
そのために、フレキを削り、導通を確認しながら徐々に範囲を狭めて断線範囲を特定して行きました。
導体を露出させるために、細いパターン(導体)の表面を慎重に削り取ります。
そして、細線を半田付けして、テスター用のテスト線とします。
何しろ、テスター(回路計)の端子では太すぎて触(さわ)れないからです。
何本か試験線を付けて道津導通確認してゆきました。
すると、フレキの右側に断線があることがわかりました。
断線は、ごく狭い範囲(当然ですが)にあることがわかります。
1cm程度まで追求しましたので、ここでやめてバイパス(迂回する回路の作成)します。
結局不具合(断線)部は、曲げの応力が集中するところのようです。 テフロンテープで保護します。
断線部の状況は、見た目では全くわかりません。
バイパス後には表示が正常になりました。
>フレキ記事
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