カードが認識しないときの一修理例
2022/02/06
カードが認識しない個体2台が、ともに同じ方法で直りました。
直った方法
拡張メモリの着脱で回復しました。
(1)裏蓋(底蓋)を外し、基板の裏にアクセス。
(2)拡張メモリを外す。
拡張メモリを戻す。
ピンが小さいので、注意
横からメモリ装着の状況を確認
以上で復帰しました。
なんで? 本当に直るの?
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ですが、200LXも小さいながら一つのPC(Personal Computer)だと思えば理解できます。
PCにあっては、いわゆる静電気、滞在電荷、など、とにかく電子レベルの挙動において単純な規則は無く、分解で直る(Recover or reset、不可解な復帰)ことは普通にあります。
デジタルといえど、理論的にはいざしらず、現実的には1か0かの単純な世界ではなく、そこには閾値(threshold)が存在します。
雑音(noise)の多寡で1 or 0を判断する世界だと思います。
微弱な宇宙線(宇宙由来の粒子状電子エネルギー)ですら影響する世界であるとも。
ちょっと大げさな表現ですが、アナログとデジタルとの接点(相互領域)は面白いと感じます。