lx-rest (hp200LX)に関する修理改造情報(保存サイト)

hp200LXは今でも現役です。(修理情報)

表示が乱れ、キーも反応しない。

      2016/12/16

Q:表示が乱れ、キーも反応しません。

表示乱れ

A:ハードリセットしてください。
すべての電池を抜いて、しばらく放置してみてください。


というメールのやりとりがあったのですが、悪いところを見てくれと送られてきました。
抜かれていた単3電池をいれてみると、確かに黒横線三本しか表示されず、キーを受け付けません。
キーを受け付けず、異常表示
一切キーを受け付けない。 表示は3本線(横線)のみ。
電池抜きリセット

電池を抜いて、10秒くらい放置し、再度電池を入れてみました。

リセット画面
すると、起動画面が表示されました。

キーも受け付けます。 10秒程度の電池抜きなので、C:ドライブは消えていないようです。

リセットするかどうかの選択
C:ドライブ(RAM)を消して良いかと促されます。
Nで、残しておきます。

20MBのフラッシュパッカーに日本語環境を入れているだけです。
壊すような不具合と確定できませんが、C:ドライブにLXEMM.DAT(仮想メモリ予約領域)がありません。
不具合時に消えたのかもしれません。

EMM確保
emsinst.exeを実行して、40P(ページ)分確保しておきました。
あれ、この写真は20Pですね。
c:ドライブに充分な余裕があったので、再度40Pにしています。
EMS 40P
logical pages :40 です。 ページ数を変更するには、立ち上げ(BOOT)の際に、emsを外しておく(読みこませない)必要があります。
ctrl+alt+delでリブートさせ、すかさずaltを押して、config.sysを読み込ませない立ち上げを選択。
メモリテスト
一応拡張メモリのテストも行います。 ⇒5M OK
ESC+ON でテストメニューを表示

正常表示
これで、少し様子を見ます。
今のところ、乱暴に扱っても問題ありません。

何しろ小さいとはいえ立派なパソコンなので、設定により時にハングしたり、暴走したりはあると思います。
普通のパソコンは、電源を入れなおして修復されてしまい、何事もなかったかのように忘れられるのでしょう。
ところが200LXの場合には、電源OFFに特殊な操作(全電池抜き)を要求されるわけで、その操作を行わないといつまでも不具合が保持されることになります。
もし設定に問題なく再発の場合には、基盤とメモリ周辺の接続(半田)不良なども考えられます。
 


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