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hp200LXは今でも現役です。(修理情報)

面倒なポスト割れ修理

      2016/12/16

必ずと言って良いほど発生するポスト割れ。修理方法は確立しているのですが面倒です。

この情報は過去に公開していますが、実作業でのおさらいです。

一箇所割れていたら他も見た方が良いです。今回は2箇所でした。

割れたポストの破片は使いません。

お湯で柔らかくなる「型取りくん」で予め取っておいた新品のポスト形状を使います。

型を取り付ける前に十分に水気を与えます。 水をつけないとプラリペアの溶液が隙間から表面に回って溶かしてしまいます。

ワッシャーをのせます。

ワッシャに乗せる補強材として細いピアノ線をΩ字型にして用います。

補強材は2箇所を使いますがちょっと手が震えると落ちてしまう細かい作業になります。

次にプラリペアの粉をかけ、

溶液をかけます。表面にしみ出さないように慎重に行います。

一番染み出しやすい部分が、電池蓋の爪が入る隙間です。

隙間に気をつけながらプラリペアの粉と液を交互に使って盛り上げて行きます。 補強材が見えないくらいになれば大丈夫です。

プラリペアが固まらないうちに本体と合わせます。

すると綺麗にナット側(ネジ受け)の型ができています。

ここで型を外します。白く変色しているところは、プラリペアの溶液が回ってしまい 表面を溶かした部分です。 この程度であれば後で治せます。直す時にはアクリサンデー の溶液を使います。

こちらは電源プラグが入る部分のポスト修理です。 アルミのシールド部分を邪魔にならないように曲げておきます。後で戻す必要はありません。 この部分の注意点があります。 基板と電源ジャックが 隙間なく入りますので補強材は小さく仕上げます。

十分にプラリペアを盛ります。

固まる前にナット部分と合わせます。

電源ジャックの形状が隙間なく入る部分は、 ドライバーの先などで逃します。まだ柔らかいので粘土のように整形できます。

型を外します。今度は綺麗な表面です。プラリペアの溶液が全くしみ出なかったということです。

ここでプラリペアが完全に固まるまで数時間放置します。

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DMC-CM1

今回の投稿は実験的に android 端末 DMC-CM 1だけで行っています。

アプリは wordpress と photoshop express を使っています。 文字入力はできるだけ音声入力にしています。

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一晩おいてプラリペアが硬化したところでドリルで穴を開けます。

ドリルは手元にあった1.3ミリ径のものを使っています。

少し斜めにして 穴を広げるような感じにすると丁度良い 大きさになります。

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プラリペアの液が漏れて白く変色してしまった表面の修正は、アクリサンデーをドライバーの先に少し付けて、白い部分に置くようにします。

すると白い部分が消えて気にならなくなります。 綺麗に仕上げるこつは、表面を触らないことです。 液を白い部分だけに垂らす感覚です。その後1日以上放置します。

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補助電池側のポスト修理

シールドのアルミ板が邪魔になるので切断します。

その後他のポストと同じように補強ワイヤーとワッシャーをプラリペアで埋めます。

注意点として、赤外線蓋が入る溝の部分にプラリペアが回らないように気を付けます。入ってしまったら除去します。

同様にそこ蓋を合わせ、ナット部分を形付けます。

形がついたらまた一晩置きます。

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注意点

ポストの割れが上部のみで、ワッシャーが乗らないほど 短い時は、 カッターを使って上部を切り取ります。

これで十分な余裕が取れます。

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四ヶ所の最後のボストは、手前の左です。 この部分は元々補強されているので割れにくいのですが、このように割れることがあります。 手前のポストはキーボードのコネクターを圧する役目もあるので、キーが 反応しなくなることもあります。

底蓋を外してみると折れた部分がわかります。ポストが消えてます。ちなみに他の2つの部分は修理済みでした。

ちなみにこの修理は4年以上前の修理です。まだワッシャーを用いていません。二本のピアノ線をネジ山より狭く配置しなくてはならず難しい方法です。

この場所も他と同様に、あらかじめとっておいたポストの型を使います。

ワッシャーは、外径4ミリ内径2ミリ程度です。

ピアノ線は適当に曲げながら外径に合わせます。

この場所の注意点は、挿入するカードの邪魔にならないようにすることです。

他の部分と同様に、少し固まりかけたところでナット部分と合わせます。 ナット側にも少し水を塗っておくと剥がれやすいです。

綺麗にナットの形がとれました。固まったらドリルで穴を開けて完了です。

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