スピーカーの脱落はよくあります。
スピーカ外れの原因
スピーカーはセラミックタイプなので、良い音はしません。
せいぜいビープ音の音階です。
無くても困らない人は多いと思います。
ここでは、故障しない修理を目指します。
もともと小さな突起4箇所で支え、頭を熱で溶かしているだけの簡易な設置です。
それでもスピーカーの頭が浮くと、カード挿入の際に障害になりますので、しっかりとした取り付けが必要です。
スピーカが外れたり、浮いたりする原因は、電極がスプリングであるため、常に下からの圧力を受けているためです。
このことは、スピーカを支える4本のリベットのうち、スプリング直近のものが最初に折れることから明らかです。
200LXの筐体(きょうたい)において割れが入る場所は、ほとんど例外なく曲げや、引っ張りの応力を受けている部分です。
スピーカーの取り付けリベットも筐体の一部ですので、応力を受け続けいずれ割れます。
100LXの場合には、他の部分の筐体割れが少ないように、当スピーカの外れもあまりありません。
若干の材質の違いから、柔軟性(粘り)が残っているのだと思います。
応力のかからない修理
まずスプリングは切断します。
応力を与えるだけでなく、電極としての信頼性にもかけるからです。
腐食や酸化などで簡単に接触不良になり、音が出ない症状を呈します。
接続には電線をつかいます。
他の改造を含め耐熱で細い一般ワイヤ(電線)を使用しています。
AWG32(American Wire Gauge #32)は、店頭で入手できる電線では最も細いタイプです。
スピーカへも半田できます。
一方は、セラミックのように見えますが、銀などの金属が蒸着されているのだと思います。 半田付け部に力を加えると表面の電ごと剥がれるので、注意が必要です。
スピーカ自体に半田をしても、音にはさほど影響しません。
もともと、繊細・高忠実度(Hifi)な音ではありませんから。 市販品で、最初から半田付けした製品もあります。
後は、浮かないように押さえながら、プラリペアなどで固定します。
リベット部分も付けて良いのですが、プラリペアの粉末が内部へ侵入するので、注入量を注意します。
スピーカ関連の故障例
hp200lx修理改造情報
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